- コインニール部は編集者の管理のもと、独自に定めた編集ポリシーに基づき記事を制作しています。また本記事では金融庁や消費者庁、日本暗号資産取引業協会の情報を把握したうえで、読者にとって関心が高いと独自判断した内容を掲載しています。
CNVリブランディング | 取引所トークンからGameFi関連トークンへ対外価値の変化を予想
仮想通貨取引所からNFTおよびGameFiにシフトすることを公表したCoineal(コインニール)、
トークンが属するカテゴリーはもちろんのこと、対外価値がどのように変わるかにフォーカスしたい。
マーケターの端くれである筆者にとってリブランディングは楽しいイベントだ。
本件に関するウェビナーに参加できなかったノニ。想像で書くとキケンです。
コミュニティの仲間たちが教えてくれたもん♪
CNVの価値はGameFiでどう変わるか?
GameFiとは、ゲームプレイして稼ぐことができる仕組みです。
GameFiは、分散型金融(DeFi、Decentralized Finance)とノンファンジブルトークン(NFT、Non-Fungible Token、非代替性トークン)をブロックチェーンベースのオンラインゲームと組み合わせた、暗号資産業界のホットトレンドです。
GameとDeFiの合成語で、上記と違った言い方をすると、ブロックチェーン基盤のゲームに金融システムを複合させたコンテンツです。代表的なのは、ブロックチェーン基盤のゲームアイテムをNFT化し、それを利用したゲームをしながら、DeFi概念のファーミングのようにゲーム内で採掘できるシステムです。
ファンタジ三国(Fantasy3K) | COINEAL、ゲームで稼げるP2Eプロジェクトの開発進捗を公開 | コインニール部
GameFi、P2Eモデルの経済波及効果
GameFiは、従来の勝敗やクリアを楽しむだけの娯楽ではなく、P2Eモデル(Play-to-earn)を導入しています。これは、プレイヤーがゲームをプレイしたり、ゲームを進めたりすることの対価として、経済的価値のあるインセンティブを与えるというコンセプトです。
以下のYouTubeチャンネルを観ると、英語が苦手な人でもいかに経済的効果が高いかを窺い知ることができます。それと同時に、仮想通貨(暗号資産)から派生したユースケース、確かな実用化モデルである事実に驚きを隠せません。
YouTube動画のなかで紹介されているように、P2Eの世界的に有名な成功事例は「Axie Infinity」です。フィリピンのある家族は交代で1日20時間もプレイすることで生活費を賄っていることが関連動画で紹介されています。稼いで交換したお金で自家用車を購入した家族も存在します。
皆さんお気付きのとおり「Play-to-Earn」は、暗号資産やNFTなどの新しいテクノロジーに無縁そうなクラスタ(集団)が、年齢性別関係なく参加しています。特に雇用不足などの労働問題を抱える発展途上国の人々に、大きな変革をもたらす経済的機会を提供しているのです。
発展途上国といってますが、日本の近未来がそれに近しいデス
・・・。
日本の置かれている状況について、BUSINESS INSIDERの「日本のiPhone 13価格はなぜ「平均月収の6割」にもなるのか。金融専門家が示す“弱い円”の現実」を読むことをお薦めする。
日本の企業も労働者の生活を守ることが出来なくなります。則ち、日本の消費者にとっても欠くことができないソリューションになりうるのかなと筆者は思います。
CNVのリブランディング
さて、本題に入ります。参加することが出来なかった昨夜のZoomセミナーにて、CNVのリブランディングについて説明があったそうです。
Exchangeモデルから、GameFiモデル(NFT、Play to Earn)へとバーティカルな事業モデルにチェンジするのですから、なるほどリブランディングですね。因みにバーティカルとは特化型という意味で使ってます。
取引所トークンからGameFi関連トークンへ、その利点
ExchangeからGameFiへシフトするメリットを見てみましょう。
取引所トークンは、内的価値が全てです。保有することの恩恵は取引所内のみで受けることができる設計が基本ですね。つまりクローズドな価値です。(オリジナルチェーンでエコシステムを構築して外部プロジェクトに使われ価値向上するのは別次元のお話しになりますので、限定的な一般論として捉えてください。)
対して、GameFi関連トークンの価値はどう捉えるのがよいでしょうか。
これは、ユーザー募集ハードルとも関係しますが、取引所トークンの内的価値に対して、外的価値を拡大する戦略になります。どういうことかというと、マーケット環境が広域であり、規制もまだ緩いということで、新規ユーザーへのアプローチが容易いですね。そういった理由を根拠として、GameFi関連トークンは、外的価値を追求できるといえます。
あくび出るわ。一言で説明してよ。
GameFi関連トークンとしてリブランディングした後のCNVは、他取引所に上場させることが出来ます。
やれば出来るな、オイ!
スカラーシッププログラムを導入
ベトナム発の「アクシーインフィニティ」が大ブレイクした仕掛けとして、スカラーシッププログラムがあります。
イニシャルコスト(初期費用)が高ければ参加者が限定されてしまいます。すると、早期に入金が止まり新旧ユーザー同士で利益相反のチキンレースになるケースは少なくありません。
スカラーシップはアクシーオーナーが購入できないユーザーに対しレンタル提供し、利益分配(レベニューシェア)する仕組みです。すごく簡単な説明になってしまいましたが、Win-Winで投資家は不労所得を狙えるし、資金的に参加を躊躇するレイヤーもリスクを取らずに参入することができます。
スカラーシッププログラムと相まって、老若男女を問わず暗号資産に対する関心度合いも問わずに、サービスを利用するユーザーを増やすことができる。
実は筆者は、コインニール部の特定記事をTwitter広告で配信したことがあります。でもそれは、たまたまTwitterの広告掲載基準をくぐり抜けただけで、2回目以降はレギュレーション違反で出稿することができませんでした。
コインニールCNVがGameFiとしてリブランディングした暁には、再トライしようかなと思います。
新たなトークンの誕生か?
いかんせん、ウェビナーに参加していないので、コミュニティで親切に書き込んでくださったコメントを読む限り、CNVとは別でゲーム内トークン、つまりユーティリティトークンが出るそうでCNVとスワップ(交換)できるそうです。
CNVがそのままゲーム内通貨になると大量に消費されるために量が必要になり、特性上の問題で価格も騰がりにくくなり、トークン設計上の矛盾が生じるなぁと思ってましたから安心しました。
要はマイクロポイント的なマイクロトークンが必要ということですね。ならば、CNVの立ち位置はガバナンストークンでしょうか?
詳細はセミナーに参加して更新しようと思います。
CNVトークンの保有数に応じて、スワップトークンが付与されるって書き込み見た!
CNVマイナーの純HASH保有数に対しても同様の扱いにすると、不公平感や不満が減るかもね。
COINEALが開発するGameFiプロジェクトは、すべてPlay To Earn(P2E)を基本に制作される予定で、スカラーシップなどの制度を積極的に採用する予定です。
※スカラーシップとは、基本アイテムや基本キャラなどのスターターキット(基本構成のNFT)を保有している者が、初期投資できないユーザーに対してNFTを貸し出し、そのNFTを使ったゲームプレイで得た報酬をシェアする仕組みです。
COINEALは、なぜGameFi市場に参加するのか?
GameFi事業に舵を切る理由として、以下の4つが挙げられます。
- ゲーム市場はユーザーを広げやすい市場だからです。
- 本社内では4月よりGameFiへの進出を企画していました。
- オーナーであるAaronはテンセント出身なので、テンセントの開発者たちと繋がっています。
- Aaronが一番得意な分野がゲームなので、この分野で経験や知識等を発揮できます。
ロードマップはどうなる?
根幹事業が変わることで、ロードマップも変更があるようです。
2021年10月中にNFTマーケットオープン
ゲーム内で使用されるNFTは、10月よりOpenSeaに登録開始します。その後専用マーケットを公開し、ゲームとの連動作業を行います。
ユーザーを確保するために初期のイベントを行う予定であり、GameFiユーザーが現在のCNVを成長させるコミュニティになるでしょう。
ゲームは継続的に拡張し、複数のゲームを企画しています。すでにゲーム開発者たちが開発を進めており、NFTだけでなくゲームのオープンもできるようにする予定です。
さて、本日はここまで。もっと情報を深掘りしたい気持ちはありますが、次のアナウンスに期待したいと思います。
トレンドは各社が追随するため厳しい競争環境になるでしょう。誰もが成功できるわけでもありません。だが、Exchangeモデルと比較すると前述したように広域戦略であり、成功要因も多いため、筆者は内心楽しみです。
最後に良いイメージとして、無粋ではあるがGameFi成功事例のチャートを貼ります。正のスパイラルに入り経済圏として成立すると、このような急騰も起こるということで、希望を繋ぎましょう。