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【2021年2月度】CNVマイニング運用実績レポート
CNVプロジェクトの現物とマイニングの運用レポートです。
この記事では、CNV現物とマイニングのどちらの方がROIが高いか、2021年2月末までの運用実績値より検証します。
ご自身が行っているのは投資なのか、それとも投機なのかを改めて点検してみませんか?
本記事は、コインニール部のCNVマイニングと現物の運用比較に関する内容となります。
現物のほうが得してるんじゃないでしょうね。怒るよ。
そんな短期的評価しても仕方ないですヨ。感情に左右されず冷静に分析結果を受け止めまショウ
CNVマイニング運用実績レポート(ROI)
まずはマイニングプランの月別実績を見ようと思いますが、皆さんは何を期待してマイニングに参加しているのでしょう。私は早めに原資回収できそうで、僅かなリスクで大きな収益が期待できそうだから参加しました。ビットコインボルト(BTCV)でマーケットメイクした実績をセールスアピールしていたので、その右肩上がりのチャートをイメージして参加しました。
参加時期でROI(Return On Investment、投資利益率)が異なりますので、10月まで遡って集計しました。マイニング報酬を「2021年3月4日時点で売却した場合」と「日々売却した場合」の収益差を分析しましたのでご覧ください。
マイニング(300ドルプラン)のROI
3月4日の1CNVは17.517ドルと記録しています。終値ではなく、私が日々チェックする午前中の価格です。マイニング量は3月3日までの累計です。スマートフォンだと見づらいでしょうからレイアウトを横にして見てください。
購入時期 | 10月1日 | 11月1日 | 12月1日 | 1月1日 | 2月1日 |
累計採掘量 | 8.9 CNV | 4.43 CNV | 2.46 CNV | 1.41 CNV | 0.71 CNV |
3/4に売却 | $155.96 | $77.64 | $43.05 | $24.73 | $12.43 |
ROI | -48% | -74% | -86% | -92% | -96% |
日々売却 | $305.65 | $201.93 | $114.18 | $37.88 | $14.71 |
ROI | 1.9% | -32.7% | -61.9% | -87.4% | -95.1% |
「3月4日に纏めて売却した場合」と「日々売却した場合」の比較は特に意味はなく、今の価格が低いだけなのですが、結果的にマイニング報酬を毎日売却するほうが遥かに優れた手ということになります。無論、もっと高い時に売るのがベターですけど、比較したかったのはそれではなく、次の現物購入との比較がしたかったのです。
現物300ドルのROI
購入時期 | 10月1日 | 11月1日 | 12月1日 | 1月1日 | 2月1日 |
CNV価格 | $15.3 | $34.1 | $53.4 | $71.2 | $18.5 |
購入数量 | 19.61 CNV | 8.8 CNV | 5.61 CNV | 4.21 CNV | 16.25 CNV |
3/4に売却 | $343.43 | $154.13 | $98.33 | $73.8 | $284.74 |
ROI | 14.5% | -48.6% | -67.2% | -75.4% | -5.1% |
同じ投資金額でマイニング参加と現物買いでどれだけのCNVが入手できるかを比較しましょう。粛々とレポートしているだけで、このデータは価値が無いとつくづく思います。安く仕入れて高く売るだけのことで、今の価格だとこういう結果になります。悪意も何もなく事実があるだけですね。
CNV投資において現物とマイニングはどちらが得か?
マイニング参加と現物買いの選択の損益分岐点を試算する限り、枚数のみに拘ると現物買いのほうが遥かにメリットが高いです。それに対してマイニングはそもそも原資を回収できるか不明瞭で高リスクですが、Woo氏はマイナーを大切にするらしいので、今後に期待するしかないです。先行投資になるわけで、いま先行投資しなければならない理由も特にないです。
本来であれば、マイニング参加のアドバンテージは市場価格よりも安く取得できることです。
CNVマイニングは投資か投機か?
本質を理解しましょうね。
最新情報コミュニティより
上記の書き込みは、書きこんだ人が良い悪いではなく、私のような性格だと凄くイラッとします。偉そうに言うなと思ってしまいます。本質を語る前に現実を見ろ。上層部は全く関係のないプロジェクトを推してるじゃないか!って思ってしまいます。本質というワードだけで他人の意見をシャットアウトしてしまう訳ですが、短絡的に使うと単なる「便利な思考停止ワード」でしかないです。私の部下の発言なら厳重注意しますよ。そんなコミュニケーションの取り方だとコミュニティが疲弊して収縮するだけです。
とはいえ、一理あるのです。FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社の神戸孝さんが三菱UFJ信託銀行に寄稿した記事が一番説得力があるので、ぜひ読んでみてください。
[参考記事]三菱UFJ信託銀行のコラム:知っておいて損はない「お金の話」
投資の本質とは-投資と投機の違いを知る
上の記事を読んですごく納得してしまいました。投資か投機かって対象金融商品(この場合はCoinealのCNV)が何であるかに関わらず、自分自身の行為、考え方に拠るものだということですね。大変勉強になりました。
そうと分かればこの集計レポートがいかに無意味なものか分かりますね。でも継続は力なりなので、一応続けますけど。ここから先はいつものレポートです。
CNVマイニング:採掘量と価格
3月20日正午からステージ2に移行するはずなので、早めに60%のハッシュを買い戻して焼却しないと、さらに目も当てられないシチュエーションになります。
CNVマイニング:採掘報酬と回収期間
3月20日に減少期を迎えます。月利改善の兆しは見えないですが待つしかないでしょう。マイナーの収益性を大幅に改善しない限り、CNVプロジェクトは何ら魅力がないです。少なくとも現時点においては。
- 参考:CNVマイニング終了までのカウントダウンタイマー
- 参考:CNVの減少期スケジュール
CNVマイニング:ハッシュ日別増加量
2回の合計で約60万hashがバイバック後にバーンされました。それによりマイニング報酬も少し増えましたね。それにしてもコミュニティがシラケてますね。月利が低いから原資回収の目途さえ立たない状況下で盛り上がるはずもありませんし、コミュニティとして個々の意見を尊重する雰囲気が皆無です。管理者も色んな投資を行っているのですから他PJTで忙しいのでしょう。
CNVマイニングの2月度まとめ
簡単に総括しますと、マイナーが損しています。理由は簡単でCNV価格が30ドルを割ってるからであり、現物を買うとその場でマイナーよりも多くの枚数が取得できるのに対し、マイナーは残り1,100日間ほどを掛けて僅かなマイニング報酬を得るという実態になってしまっています。つまり、CNV価格を引き上げて月利を改善しないと、マイナーの優位性は無いのです。
公式コミュニティでよくみられる風景として、セールストークと実態の乖離を指摘する発言を抑え込もうとする連中がいますが、偏見に満ちていますね。ちょうどサンデーモーニングで正常性バイアス(normalcy bias)の話しが出てましたが、一部の連中の正常性バイアスにより多くの人が誤魔化され逃げ遅れることもあるので、惑わされないように気を付けましょう。
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。 社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
Wikipedia
SimilarWebのトラフィックデータを見る限り、CNVをリリースする前よりも評判ガタ落ちです。投資家の不満が必要以上に大きくなった要因は理解しているはずですが改める気がないのでしょうか。このような理解不能な場合は、本質的に投資家と取引所は利益相反の関係であると捉えると納得できますが、そうでないと主張された場合は全く理解に苦しむものです。
最近は買い物ばかりしてます。電子ドラム、電子ピアノ、bluetoothイヤホン、モニタースピーカー、PS5、27インチの湾曲ゲーミングモニターを買いました。キャッシュが足りない。
やっぱり本質よりも目先のお金が欲しいな。