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CNV特集8 | どうなる?CNVバイバック&バーンの効果を予想
本記事は、コインニール部のCoineal Value Coin(CNV)のバイバック&バーンに関する内容となります。
CNVのバイバック&バーンは、価格の安定と価値向上をサポートするか?
Coineal(コインニール)のバイバック資金は、元々ホワイトペーパーに記載のとおりCNV収益の一定割合(75%)を使って買い戻しが行われる予定です。
バイバックは、売却可能なCNV現物の供給を制限することで1枚あたりの価値を高める、つまり価格を引き上げる意図があるため、投資家にとっては好材料です。
この手法はクリプト固有のウルトラCなのかというと、そうではありません。バイバック&バーン(買戻しと消却)は、仮想通貨に固有した手法ではなく、株式市場が流通市場(セカンダリーマーケット)で自社株の買戻しを行い消却するのと同じ従来の手法です。目的も同様で1株当たりの利益や資産価値を向上させることです。投資家にとっては、発行済み株式数が減るので配当金の増加が期待できるポジティブな材料と取られます。
CNVバイバックとバーンは、1枚あたりの資産価値(価格と配当金)が向上するポテンシャルを秘めた、投資家にとってポジティブな材料となる予定です。
因みにburningなので直訳する人が多いし、意味合い的にも「焼却」で問題ないですが、日本語においては定義的に「消却」が正しいです。ま、どうでも良い事ですが。
CNVの第1回バイバック&バーンの実施時期はいつ?
当初は2020年12月下旬と聞いてましたが、その後に延期になったと記憶しています。情報はウェビナーもしくはリアルセミナー、そして公式オープンチャットで入手するしかないですが、延期の理由は説明がなかったように思います。12月に入ってからも好調に推移していたので、延期が判明してからも特に気に留める方はいなかったように思います。
その後、3月とか6月とか、はっきりしない噂が出て随分曖昧だなと思いましたが、公式オープンチャット(OC)での皆さんの認識としては、3月予定のはずです。
もし異なる場合は、誤解を与えている状況を作り出したのはPJT管理者ですから、何らかの意図があるやもしれません。イマイチ釈然としません。
従って、現段階では買い戻しと消却は3月と思っていますが、あくまでも予定です。
バイバック&バーンの回数はどう定められているか?
実施回数は、年間6回とセミナーで聞きました。単純に想像すると2ヵ月毎だと思いましたが、9月下旬に上場してからまだ1回も実施されていません。そして第1回が3月だとすると、そこから毎月実施して初年度6回ですから、既に予定が変更されているように思います。あくまでも予定だったので変更は当然あると開き直られそうで少し怖いです。ユーザーファーストを謳いながら、この点が曖昧なのも釈然としません。
バイバック資金の出処は?
バイバック資金の出処は、セールス資料には以下のように記載されています。
概要資料の該当画像2枚が以下です。
発生収益の75%はCNVトークンを市場で買取ることに割り当てられ、デフレモデルを実現するために焼却される。
CNV資産管理の資料より抜粋
デフレモデル
DeFiと資産管理から発生した収益の75%はCNVの買い戻しと焼却(burning)に使用
CNVとは?の資料より抜粋
買い戻し原資がDeFiと資産管理から発生した収益の75%と記載されている件、CNVマイニングプランの売上500億円が原資とおもっている人が大半だと思うのですが、ステーキング等のDeFi商品の収益に限定されるのかどうかも新たに出てきた疑問です。
現在のような調整相場の域を超えた不安定な相場においては、どうしても若干ネガティブ寄りな記事になってしまいますね。出来るだけ客観的な記事を書きたいと思っていますが難しいようです。買い煽るよりかはマシだと思うのでご容赦ください。
【事例】BinanceのBNBトークンの半減期
バイバック&バーンって、今まで詐欺同然のプロジェクトが散々やってきて結果を出せてないケースも多いので、あまり期待していない方も多いのではないでしょうか。投資の世界でまず疑うのは良いことですが、疑ってばかりだと楽しくないですから成功事例にも積極的に触れましょう。BINANCEのBNBはグローバルなベンチマーク代表ですね。
ただ、バイナンス取引所は仮想通貨のリーディングカンパニーなので、バイバック&バーンの成功事例として採り上げるのは躊躇します。Coineal(コインニール)とBinance(バイナンス)では規模感で比較できないほどの差がありますからね。BNBトークンのバイバック&バーンが成功しているからって、CNVコインのバイバック&バーンが成功するとは限りませんので、そこだけご注意ください。見知らぬ誰かを養分にしたい意図はないので、無責任に煽る訳にはいかないですから。
コインニール運営も当然意識している事例であることは間違いないでしょう。
BNBトークンは、四半期ごとに利益の20%をバイバックとバーンに充当し、総発行量の50%を消却するまで続けられます。
上のチャートはBNBです。2018年4月1日に194BNBを購入して持ってたのですが既にありません。短期目線の失敗例ですね(苦笑)。
以下は、Binanceブログの第14回BNBバーンに関するレポートです。予定バーン数(総供給量の50%に該当する1億BNB)に達するまで約27年掛かる見込みだからペースアップする!って書いてあります。面白いので読んでみてください。BINANCEブログはいつも読み応えがあります。COINEALも頑張ってますが、情報発信はもっとちゃんとして欲しいですね。それとCNVはグローバルプロジェクトのはずが、現時点ではローカルプロジェクトに見えるんですよね。むしろ彼らの得意なローカル戦略寄りな気がして皮肉な進捗だなと感じています。
【事例】ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)の半減期
ビットコインは、21ブロック生成毎に半減期を迎えますが、ご存知のとおりブロック生成スピードは可変します。従って、Coineal CNVのように180日毎と決まっていませんし、そもそも比較するのは良くないです。よってこれも参考まで。
ビットコイン(BTC)の半減期については、私が個人的な好きな日本国内のインターネットのリーディングカンパニーであるGMOインターネットグループのGMOコインのコラムが参考になります。
ビットコイン(BTC)の次の半減期は2020年?半減期の仕組みと価格への影響
その他、半減期といえば、ビットコイン(BTC)、私が好きなライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、私の友人がマイニングしているジーキャッシュ(ZEC)、モナコイン(MONA)などに半減期があります。
ライトコイン(LTC)の1回目の半減期は2015年7月で、一時的に価格が3倍に高騰したそうですね。2回目は昨年の7月だったそうですが、ライトコイン好きな理由は手数料が安くて送金に適している事なので、HODLしませんから好きな理由が限定的で情報を追っていませんw
他にも皆さんお馴染みの大塚氏が寄稿している記事はおすすめでコインチェックの「ビットコインに半減期がある理由と半減期が近い仮想通貨一覧を解説」を読むと良い暇つぶしになります。
CNVバイバック&バーンの効果は?
3月に本当に実施されるか公式発表がないと分かりませんが、どれだけの資金を投入するかに因ります。運営が当初想定していた金額以上の資金を使わないと期待効果が出せないことは、今までの対応から断言できます。
そして、半減期の設計趣旨と裏腹に、新規マイナーが増えない懸念にどう対策するかも重要ポイントになります。
さっさと予想を書いてくださいって思ってる方、一緒に考えましょう。続きはもっと状況をみて更新しますが、ご意見等あれば採用して掲載しますので、ぜひお声がけください。
ここで折り返して、ここまでの倍ほどの文字数を使えば、もっとちゃんとした記事になると思うのですが、途中で疲れて投げ出ししまうのです。悪い癖です。
P.S. ブログ更新とSEOを頑張っても新規ユーザーさんが入ってこなくなったので、妥協してバナー広告のタグを久しぶりに貼りました。表示が重くなるから外してたのですが、Coineal CNVの収益性が下がってるので補填的意味合いでしばらく様子を見たいと思います。
【比較】やはり引き合いに出さざるを得ないBTCVとの比較
2021.1.27 19時過ぎに追記します。
比較対象として出さざるを得ないビットコインボルト(BTCV)のケースは、書くのを躊躇してましたがなんだか卑怯な気がしてならないので触れることにします。
まずは、チャートを並べましょう。BTCV/USDTの日足チャートとCNV/USDTの日足チャートです。
CNVはBTCVを模倣して設計されたことは明白ですが、どこまでも真似をするつもりなのでしょうか。
冗談はさておき、ビットコインボルト(BTCV)は、2020年5月に1回目の半減期がありましたが、順調に上昇トレンドだったので半減期の影響は見られませんでした。そして2回目の半減期である2020年11月は、既に大暴落後だったこともあり、これも無風に終わっています。
奇しくもビットコインボルト(BTCV)大暴落のトリガーはCOINEALが引いており、取引を一時停止してFUD(Fear, Uncertainty and Doubt、恐怖、不安、疑念)が拡がったからと言われています。
ビットコインボルト(BTCV)については、億り人屋さんの記事がわかりやすいので興味ある人は検索ワード:ビットコインボルト「半減期の影響」価格が上がるのか検証 でググるとヒットします。
BTCVと同じ道を辿るかもしれない想定と、それを回避する対策が事前にあったはずなので、AMAがあれば直接Woo氏に聞きたいですね。納得いく説明がなければ、こうなることは必然だったとの結論になります。
絶望するほうが後々のために良いと思い追記しました。現時点においては特にね。ただ必要以上に悲観することもないでしょう。普通に想像しても財力があるのだからまだやり直しがきくように思うし、彼らからするとまだ始まってないそうですよ。FUDを広めたい意図はないので許してくださいね。いつでも希望と絶望は表裏一体と思って人生を大事に送りましょう。私は出来てませんけど。