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CNV特集7 | コインニールCNVの難しい局面
本記事は、コインニール部のCoineal Value Coinの難局に関する内容となります。
コインニール難局にぶち当たる
CNVの最初の暴落があった2020年12月29日は、すぐに対処されWoo氏の声明が出たのも早かった。このプロジェクトの運営は凄いと評されたため、この出来事は記憶に新しいですね。
そして年明け早々に大暴落第2波(セカンドインパクト)が来て数週間に及ぶ沈黙が続いたため信用を落としましたね。その後、Woo氏の誠意のあるウェビナーが1月20日から22日にかけて開催されています。Zoomの契約プランが500人上限のプランのため3日間で1,500人しか参加できません。お金出せば1,000人でも3,000人でも拡張できるのになぜやらないのかな?現在1月22日ですが、この状況(完全な売り気配)は長期化しそうです。崩壊3rdはさすがに無いと思いたいです。
私は思いました。早めに対処しないと事態がさらに悪化する。収束させるのに余計にお金が掛かる。しかもPJT管理者と近しい組織メンバーがセールストークでBTCVを引き合いに出したのは良いが、同じチャートを辿り仇になる状況に。
バイバック&バーンを謳いながら、なぜマーケットメイク(私はチャートメイクという言い方が好き)しないのか?売上が500億円もあるのに。問題が長期化した結果、売ってるのはWoo氏率いる上層部では?と疑心暗鬼になる人も出現しましたね。運営企業自体がこれで儲けるつもりは無いとかCNV1円も使ってないとか言っても、Woo氏率いるPJT管理メンバーは個々で利益出しているのは事実でしょう。だがこれは当たり前の話しなので気にする領域ではないです。
ちょっと大げさな書き出しではありますが、根本的に方針を変えない限り売り圧力は減りません。
CNVの売り圧力はなぜ減らないか
そりゃあ減らないですよ。30分毎に750枚のCNVがマイニングされます。1日に36,000枚のCNVが採掘されて、その現物がどこに行くのかっていうと、一定数が売り圧力になるのですから。全部が売り圧になる訳ではないですが20ドル換算だと72万ドル分が現物市場に出てくる訳ですから。
30分毎に発行されるCNV現物のうち何割が売り注文に出されるかは不明ですが、買い手が増えない限り売り気配は続きます。
CNVマイニングプランが売れていない
CNVマイニングプランの売れ行きが激減しました。2020年11月1日から2021年1月21日までのマイニングハッシュレートの増加推移です。
1月18日からは線ではなく点になってしまってます。ビジュアルだと上記のとおりですが、ウィークリー平均値も出しましょうか。
マイニングプランの売れ行きを表すハッシュレート増加量(週次平均)
期間(1週間) | AVE.増加ハッシュ | 1行目との対比 |
---|---|---|
12月18日から24日まで | 98,805 TH/s | – |
12月25日から31日まで | 67,198 TH/s | 68% |
1月1日から7日まで | 27,378 TH/s | 28% |
1月8日から14日まで | 14,260 TH/s | 14% |
1月15日から21日まで | 3,749 TH/s | 4% |
プランの売れ行きが低迷すると、どういう影響が出るか?
当初はCNV現物でプランを買うと+200日間のボーナスがあり一定の買い圧力を形成してきましたが、今はどの通貨で買ってもボーナス期間が付与されるようになったので、マイニングと現物のシナジー(相乗効果)は無くなりました。このシナジーが無くなったことは個人的に改悪と思ってますけど反論もあるでしょう。
CNVマイニングプランの販売不振に関しては、マイナー目線では逆の評価となります。採掘量が安定する、つまり保有しているハッシュレートに対する採掘量の減りが緩やかになっており、とても良い状況です。
収益性の魅力はどのように変化して見えるか?
このブログではすっかりお馴染みのグラフですが、2020年10月1日から2021年1月21日までのミニマム300ドルプランの配当と回収期間です。回収期間はもちろん瞬間測定値ですから上がった下がったの目安でしかありません。
こっちもウィークリー平均値を出しましょう。
期間(1週間) | 300ドルの目安回収期間AVE. | 1行目との対比 |
---|---|---|
12月18日から24日まで | 126日 | – |
12月25日から31日まで | 134日 | 106% |
1月1日から7日まで | 262日 | 207% |
1月8日から14日まで | 348日 | 276% |
1月15日から21日まで | 484日 | 384% |
上記期間だけで収益性が1/4程度に。こんなに脆い商品なんですね。
1月21日に655日間という最長記録を更新。目安とはいえ、ほぼ2年の22ヵ月を記録しましたので、これからマイニングプランを購入検討する人は稀有です。原資回収に2年も3年も掛かると分かっている商品に投資する余剰金は、よっぽど余ってる金額もしくは小額になります。もちろんPJTの将来性を見据えて先行投資する人はいるでしょうけど、いかんせん状況は悪化の一途です。そういうネガティブなイメージが形成され出すと状況が厳しくなります。
状況が悪化すると原資回収に2年以上掛かるため、誰も参加しなくなります。
CNVのマイニング量と価格
これもお馴染みのグラフですが、2020年10月1日から2021年1月21日までのCNV価格とミニマム300ドルプランの採掘量の推移を表しています。バランスが良いか悪いかが一目瞭然です。
年末までは最高でしたね!それしか言えない。
ここまで悪化すると、一旦リセットして今まで集金したお金をちゃんと使ってお金で解決するしかないのですよ。
進捗状況評価
短期目線の現物ホルダーにはBad!現物に関しては、短気目線にも関わらず逃げ遅れたホドラーにとって最悪ですね。年末90ドル超えてたのが今20ドルですから。労力に見合うかどうかは別としてトレードを繰り返して回転している人は枚数を増えせてるかもしれません。私でも片手間で1週間で2~3割程度なら増やせそうです。
クリプト全体で調整局面に入ってますから、CNV/USDTで売買を繰り返すぐらいしか出来ませんが、枚数増やすモチベーションならかろうじてキープできそうです。
長期目線のマイナーにはGood!前述したように保有ハッシュパワーに対する採掘量があまり減らない観点において、とても良い状況です。とはいえ、その1点のみで他の指標は全て悪化しているので、モチベーションも上下に激しく揺さぶられる困難な局面ではあります。
運営の選択が一番難しいでしょうけどね。
まぁ、セールス活動がMLA部隊のイケイケで誇張されたセールストークだった点は、結果論ですが良くなかったですね。でもセールストークとはそんなものですから、悪いという訳ではありません。批判対象ではありません。PJT管理者が頑張って啓蒙活動したおかげで夢を見れたのですから。そしてこれからも夢を見せてくれることでしょう。