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MT4とTradingViewの違いと使い方
チャート分析やトレードに欠かせないツールとして、MT4(メタトレーダー4)とTradingView(トレーディングビュー)があります。
これらのツールはどのように違うのでしょうか?また、どちらを使うべきなのでしょうか?
この記事では、MT4とTradingViewの違いとメリット・デメリットを比較し、自分に合ったツールの選び方や使い方を解説します。
MT4とTradingViewの違い
MT4とTradingViewは、チャート分析やトレードに使われるツールですが、以下のような違いがあります。
- インストールの有無
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MT4は、パソコンやスマホにインストールする必要があります。それに対し、TradingViewはWebブラウザ上で動作するため、インストール不要です。もっともスマホに関しては、TradingViewはアプリをインストールするほうが使い勝手が良いです。
- 対応市場
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MT4は、主にFXやCFDの取引に特化しています。そのため、FX業者から提供されるデータやプラットフォームを利用します。一方、TradingViewは株式や仮想通貨など幅広い市場のデータを提供しています。また、自分で好きな業者や取引所と連携することもできます。
- プログラミング
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MT4は、自分でプログラミングして自動売買やインジケーターを作成できます。MT4には、MQL4という独自の言語があり、多くのトレーダーが作成した自動売買やインジケーターを無料でダウンロードできます。TradingViewにも、Pine Scriptという言語があり、自分でプログラミングすることができますが、その機能はMT4に比べて限定的です。
- チャートの見た目
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TradingViewは、カラーの選択やチャートのデザインが柔らかく優しい色合いで見やすいです。また、チャートの種類や時間軸も豊富にあります。MT4は、濃淡がハッキリしており無機質な印象を受けます。チャートの種類や時間軸も少ないです。
MT4とTradingViewのメリット・デメリット
MT4とTradingViewには、それぞれメリットとデメリットがあります。以下にまとめてみました。
ツール | メリット | デメリット |
---|---|---|
MT4 | ・自動売買やインジケーターを自由に作成・利用できる ・FXやCFDの取引に最適化されている ・多くのFX業者と連携できる | ・インストールが必要 ・株式や仮想通貨など他の市場に対応していない ・チャートの見た目がシンプルでカスタマイズ性が低い |
TradingView | ・インストール不要でWebブラウザからアクセスできる ・幅広い市場のデータを提供している ・チャートの見た目が美しくカスタマイズ性が高い | ・自動売買やインジケーターの作成 ・利用に制限がある ・FXやCFDの取引に最適化されていない ・無料版では広告が表示される |
自分に合ったツールの選び方と使い方
MT4とTradingViewは、どちらも優れたツールですが、自分のトレードスタイルや目的に合わせて使い分けることが大切です。以下に、自分に合ったツールの選び方と使い方の例を示します。
- FXやCFDを主に取引する人
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FXやCFDを取引する人は、MT4を使うことをおすすめします。MT4は、FXやCFDの取引に最適化されており、多くのFX業者と連携できます。また、自動売買やインジケーターを自由に作成・利用できるので、効率的なトレードが可能です。
- 株式や仮想通貨を主に取引する人
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株やビットコイントレードをする人は、TradingViewを使うことをおすすめします。TradingViewは、株式や仮想通貨など幅広い市場のデータを提供しており、自分で好きな業者や取引所と連携できます。また、チャートの見た目が美しくカスタマイズ性が高いので、快適に分析や取引ができます。
- 複数の市場を取引する人
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複数の市場を取引する人は、MT4とTradingViewを併用することをおすすめします。MT4とTradingViewは、それぞれ異なる市場や機能に強みを持っています。そのため、両方のツールを使い分けることで、より効果的な分析や取引ができる可能性があります。例えば、TradingViewで株式や仮想通貨のチャートを見て、MT4でFXやCFDの取引をするというように、自分のニーズに合わせてツールを切り替えることができます。
まとめ
この記事では、MT4とTradingViewの違いとメリット・デメリットを比較し、自分に合ったツールの選び方や使い方を解説しました。
MT4とTradingViewは、どちらも優れたツールですが、自分のトレードスタイルや目的に合わせて使い分けることが大切です。両方のツールを併用することで、より効果的な分析や取引ができる可能性があります。ぜひ、自分に合ったツールを見つけて、トレードのパフォーマンスを向上させてください。
筆者は、こう思う
筆者はレンジ相場のときはデイトレードをやり、トレンド相場のときはスイングトレードを行うトレードスタイルなのですが、FXは完全にデイトレードでMT4とMT5を使ってトレードするのが当たり前になっています。
仮想通貨ビットコイントレードに関しては、為替と違ってのんびりトレードするケースが多いので、TradingViewのチャートに線を引き、Bybitのような仮想通貨取引所のツールでトレードするのが当たり前になってます。
最初はMT4とMT5は高機能で使いやすい印象でしたが、ここ最近はTradingViewを触る時間のほうが圧倒的に長くなっています。Bybit MT4に関する記事も書きましたが、FXと両方やってる人はMT4が良いかもしれませんね。