- コインニール部は編集者の管理のもと、独自に定めた編集ポリシーに基づき記事を制作しています。また本記事では金融庁や消費者庁、日本暗号資産取引業協会の情報を把握したうえで、読者にとって関心が高いと独自判断した内容を掲載しています。
【2021年最新】Coineal公式発表ロードマップをくわしく解説
Coineal Value Coin(CNV)に関して、2021年2月11日に重要な公式発表がありました。
希望的観測が含まれつつもエクスチェンジ事業の成長戦略に具体性があり中長期的に反響を呼ぶ内容です。
Coineal にとってのCNVマイニングプロジェクトの位置づけや投資家メリットとは?
本記事は、コインニール部のCoineal CNVプロジェクト公式発表に関する所感です。
コインニールが事前告知までした重大発表なのでしょう。くわしく知りたい!
Zoomセミナーよりもわかりやすく図解を作り替えてまとめてミマシタ。確認しまショウ
Coineal Value Coin(CNV)を作った目的
- Coineal取引所の会員数を増やし、上位のメジャー取引所へ成長するためです。
-
- ユーザー数、取引量の拡大
- CNVは目的ではなく手段です。(CNVを売って収益構造を出す方式ではありません。)
- CoinealはCNVプロジェクトを通じて、ユーザーと一緒に成長していく取引所を目指します。
-
ユーザーが多くなると、取引所も成長することができます。
- トークン販売収益が大部分である多くの一般的プロジェクトとの差別化
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- ユーザーは取引所のライフラインであるため、ユーザーの保護とユーザーの満足度(利益)が最優先です。
- CNVの販売利益を取引所が搾取せず、CNVプロジェクトの両方に還元するため、低リスクでCNVの価格向上、マーケティング報酬の最大化が可能です。
- 継続的なプロジェクト運営を実現することが可能です。
これは筆者の個人的な感想ですが、上記内容がWoo氏のプレゼンだとすごく自然で良い雰囲気です。同じ内容でもマーケターが語ると嵌め込みスピーチの印象が強くなり胡散臭くなりますから運営は気をつけるべきだと思います。
Coinealの年内ロードマップ(スケジュール)
Coineal取引所とプロジェクトに関する2021年のロードマップ(計画表)が発表されました。
Coineal公式発表の主な内容は、マイニングトークン設計における収益性改善とDeFi商品の詳細に関するものでした。本記事はちょっとずつ更新していきますので、ちょいちょい訪問してもらえると幸いです。
2月15日にCoineal取引所が保有するCNV現物の一部がバーンされますが小ネタなので画像には盛り込んでいません。市場に出回っていないCNVの焼却ですから価格への影響はない見通しです。
Coineal 取引所の業界ポジション
Coinealのウェビナーでは、いつも「世界トップレベルの取引所」「会員数750万人」「もの凄いこと」と誇張されます。嘘ではないにしても、いささか誇大表現が耳障りです。私がマーケティング業界にいるからかもしれませんので、気にならない方は私の戯言と思って無視してください。
客観的事実から正しく理解するためにCoinMarketCapのデータを見るようにしましょう。
CoinMarketCap(CMC)は、Binanceの関連会社であり透明性、健全性が高く、虚偽や不正とは無縁の健全な体質ですから第三者機関のデータとして投資判断に役立ちます。トラフィック、流動性、取引量、および報告された取引量の正当性に対する信頼に基づいて、取引所のランク付けとスコア付けを行っていて面白いです。
CoinMarketCapは、ウェブトラフィック係数、平均流動性、取引高、および取引所によって報告された取引高が正当であるという確信に基づいて、取引所のランク付けとスコア付けを行います。重量は上記の要因に割り当てられ、0.0~10.0のスコアがスポット取引所に与えられます。
CoinMarketCap(CMC)の取引所スコアについて
2021年2月12日時点のランキング順位を各項目でソートしたのが下の表です。これらは変動しますのでCMCで最新データをチェックしてください。今までは特長のない取引所だったので、アクティブユーザー数は私の想像では数万人です。実態と大きく乖離しているならば、ぜひオフィシャルで開示して欲しいです。
取引所スコア | 58位 |
取引高(24時間) | 37位 |
平均流動性 | 53位 |
訪問数 | 139位 |
CMCがモニタリングしている取引所は現在301です。
Coineal CNVプロジェクトの目的は、上位メジャー取引所へ成長することであり、そのためにユーザーロイヤルティやカスタマーサティスファクションを最優先するそうです。目的達成のためには先ず投資家に儲けてもらおうという趣旨ですが、早くそれを体感したいですね。
Coineal CNVコミュニティの3つのメリット
さっきまで「3本の矢」って付けてましたが、低欲望社会で失敗したアベノミクスの縁起の悪さがうつるとよくないので、3つのメリットに修正しました。
メリット1:取引手数料の割引き
Coineal Value Coin(CNV)マイニング参加者(マイナー)は保有しているCNVの量に応じて取引所サービスの恩恵を受けることができ、ランクが高くなればなるほどメリットが拡大するようになります。最低でも5%が削減され、最大では50%の削減とのことですが、割合は変更の可能性があります。
CNV保有数 | 手数料削減% | マイニング$12,600保有 |
---|---|---|
50≦X<500 | 5% | 1% |
500≦X<1,000 | 10% | 2% |
1,000≦X<5,000 | 20% | 3% |
5,000≦X<15,000 | 25% | 4% |
15,000≦X | 35% | 5% |
(※1)ランク優遇 | +5%(Viscount以上) | – |
(※1)ランク優遇:Viscountレベル&マイニング購入$12,600(チームツリーおよび本人)
- CNV全体保持:(現在の保有量)+(ステーキング数量)-(オーダーブック売り)
- Snapshotを介して移行され、15日ホールディング以降、次の15日間適用
- CNV全体保有量と手数料の削減%は、市場の変動に応じて変更可能
- ランキング=前月保有数量に応じた1ヵ月間の割引適用
- 割合は変更の可能性があります。
メリット2:ポイント受け取りおよび使用
Coineal Value Coin(CNV)はコインニール取引所のサービスの大部分を占めるようになり、マイナーが優先的に利益を受けることができます。たくさん保有するほどポイントが貯まりやすくなります。
ポイントのユースケースは具体的に検討されており、現在は3つ予定されています。
- コミュニティリスティング(エアドロップに参加)
- CNV派生事業の収益共有参加
- CNVにも交換できます。(1pt=3CNV)
CNV保有数 | ポイント(毎月支給) | マイニング$12,600保有 |
---|---|---|
90≦X<100 | 0.5 | – |
100≦X<300 | 1 | – |
300≦X<500 | 1.5 | 0.5 |
500≦X<700 | 2 | 1 |
700≦X<1,000 | 5 | 2 |
1,000≦X | 7 | 4 |
(※1)ランク優遇 | +4(Viscount以上) | – |
(※1)ランク優遇:Viscountレベル&マイニング購入$12,600(チームツリーおよび本人)
- 割合は変更の可能性があります。
メリット3:ステーキングによる利子手数料
Coineal Value Coin(CNV)マイナーはCNVを一定期間ロックすることで継続的に利子手数料(配当)を受けることができます。収益はCNVのユースケース、価値を増やすためにも使用されることになります。
ここでもタイトル達成者は、より多くの配当が貰えることになります。
タイプ | 利子(Est APY 基準) | マイニング$12,600保有 |
---|---|---|
Holding(ロック無し) | – | 1% |
Staking(30 Days) | 2% | 1% |
Staking(60 Days) | 4% | 1% |
Staking(90 Days) | 6% | 2% |
(※1)ランク優遇 | +2%~(Viscount以上) | – |
(※1)ランク優遇:Viscountレベル&マイニング購入$12,600(チームツリーおよび本人)
- 割合は変更される可能性があります。
- Est APY: Annual Percentage Yield(APY) は、元本に利息を足して新しい元本にして1年間繰り返した場合の年率です。つまり複利ですね。
例えば、「CNVロック1,000枚、$12,600マイニング、タイトルがバイカウント、30日ステーキング参加」だとCNV報酬は月間40枚の試算になるそうです。(4%って資料に書いてあったが、5%の間違いかな?)
このあたりは、取らぬ狸の皮算用でしょうから、10分の1か100分の1ぐらいで過小評価しておくと良いでしょう。
Coineal取引所に関するリリース詳細
ここからは取引所全体に関するリリース項目の詳細を見てみましょう。CNVは日本人中心で海外ではまた下火ですが、下記項目は取引所全体に関することなので、影響の大きさが期待されます。
デビットカードなどのパートナー提携
決済、エンターテインメント、NGO等、コインニールまたはCNVの活用事業を推進すべく提携候補企業と協議中とのことです。CNVのユースケース・実需が生まれると価値が上がりますから優先的に推進して欲しいですね。収益は事業連携拡大とバイバック資金に充てられる予定です。
仮想通貨デビットカードは、事業展開している知り合いがいるので少しだけ知識あります。専門ブログも立ち上げる予定ですが、忙しいのでなかなか着手に至っていません。
まず仮想通貨デビットカードって、本当にデビットカードですか?って部分はよくチェックしましょう。実態としてプリペイドカードが多いです。デビットカードとプリペイドカードを比較した場合の違いは重要事項を含むので知識として覚えておくとよいでしょう。
比較:仮想通貨デビットカードと仮想通貨プリペイドカード
当たり前の話しですが、デビットカードを持つべきで、プリペイドカードは何の価値もありません。(個人の感想です。)私も以前はCROSSexchageの絡みでCROSSプロジェクトの1つであるONE CARDというプリペイドカードを保有していましたが、すぐに使えなくなりましたよ。
仮想通貨プリペイドカードの短所
- 違法性が高い。(レギュレーション違反しているかマネロンになりやすい。)=短命
- 一つの法人の口座に複数のユーザーのプリペードカード。その法人が自由にユーザーの資金を流用できる。
- 口座が銀行からロックされやすい。(マネーロンダリング防止)
- 発行できなくなりやすい。(レギュレーション違反)
- 利用上限が限られている。月1-2万ドル程度
- ほとんどはアジアの人には発行できない(していたとしてもばれると止められる。レギュレーション違反)
仮想通貨デビットカードの長所
- 合法的にほとんどの国で発行可能
- 個人の口座に一つのデビットカード。他人が勝手に個人の資金を動かせないのでより安全。=一人一人に銀行口座がついてくる。
- 利息が付く
- 利用金額の上限が高いので高額決済にも使える
- 暗号資産の独自ウォレットが開発済み
例えばですが、比較すると上記のような長所と短所があります。仮想通貨デビットカードはお奨めがありますが、また別の機会に紹介したいと思います。
下の写真は悪いサンプルで、私が以前に使っていた仮想通貨プリペイドカードでCROSSプロジェクトのONE CARDです。「仮想通貨を実用的にする唯一のカード」という触れ込みでしたが、すぐに使えなくなりました。セブンイレブンで出金できて気に入ってたのですがプリペイドカードは本当に無駄。
レンディングサービス
仮想通貨界隈で普及しつつあるレンディング
コインニールでは3月にローンチされる予定で、BTCを担保にしてUSDTを借入することが出来るようになります。
レンディングは、中国を含むCoinealの全ユーザーが利用可能な商品のため、大きな利益が発生するかもしれません。その利益の一部はCNVのバイバックに充当されます。
これ一番アカンって思ったスライドの1つ。「750万人の1%が1万円利用で10~40億円の利益」が出て、1回のバイバック資金が5~15億円でそれが年2回あるという。つまり利益の75%がバイバックに充当される。これも真に受けると痛い目にあうかも。
- レンディングの収益のうち75%は、年2回のバイバックに充当される。
- レンディングの収益の残り25%は、CNVの買い支えに充当される。
レンディング収益の残りの25%は、CNV買い支えに充当されます。
そもそも当初はCNVマイニング売上の75%と誤解を与えていた。そして年に6回のバイバック&バーンがあると公言していた。それだけでも凄いストレスに感じてるのに、この希望的観測のスライドは有り得ないわ。さらに続きがあったように思うけど、個人的にこのあたりは全く期待していません。そう結果を見るまではね。
リスティング(上場)サービス
COINEAL取引所への上場手数料(上場に必要な費用)をCNVで支払ってもらうことで値引きして上場できますというもの。2月からスタートします。
コインニールは取扱い通貨が少ないですからトレーダーには物足りないだろうと思います。私はこのブログで何度も言ってますがトレードは為替FXメインですし、トレードがしたくなったら全てが揃っているバイナンスでします。取引所の口座開設40以上ほど開設して、取引所がGOXしたこともあるし、わけのわからない取引所のオリジナルトークンを買い集めたりしてたけど、まともなプロジェクトはほんの一握りでしたね。リスティング通貨を増やすのはいいけど、魔界にはしないようにしっかり精査して欲しいですね。印象的にはコインニールは魔界ですけど。
先物取引市場とバイナリー取引市場
証拠金取引のローンチが予定されており、またバイナリーオプションのローンチも予定されています。
これら2つの収益の一部もステーキングユーザーに分配されるようです。
バイナンスと同じく無期限先物と思いますけど、レバは何倍でしょうね。ハイレバでないと楽しめないので最低でも100倍はあるだろうと思います。
【注目】CNVマイナーの収益性改善策
幾多のマイニング商品同様にやはり短命だったと結論付けた人も多いCNVマイニングですが、改善が見込めそうな施策の登場です。大口投資家からハッシュをバイバックして全体ハッシュを大幅に減らすことで収益性を改善するという施策です。
今回の目玉施策です。CNVマイニングはもう1,111日間ぐらいしか残ってないし、収益性の目安となる月利も1月単月だけみると7.72%と海外金融商品ではハイリスクの割に平凡な収益性になってしまいました。しかもダダ下がりで正直に申しまして破綻したと思ってました。総ハッシュの60%は5%の大口投資家が保有しており、それを丸っと運営が買い取って焼却する計画だそうです。
総ハッシュ | 200万TH(40%) | 300万TH(60%) |
保有する投資家割合 | 一般投資家(95%) | 大口投資家(5%) |
どうやって?そもそもですが、大口ってPJT管理者の貴方たちではないのでしょうか?透明性が低い話でまさにブラックボックスですが、もし気にしなければマイニングできる量が回復します。
シンプルにいうとマイニング量が仮に倍増したら月利も単純に倍増します。そうするとCNVマイナーのメリットが評判を呼んで新規マイナーが増え、既存マイナーも買い増して好循環の後にループします。これは面白いですね。
投資家全員を対象としたハッシュのTOBを開催しつつ、裏でクジラに交渉したら良いのにと思いました。透明性や公正性をアピールしている割りに不透明で不公平であることは事実です。受ける印象は人により異なるでしょう。
Coineal取引所保有分のCNV現物バーン
公式発表の動画では2月15日に第1回のバーンが告知されてました。板取引に関係のない取引所保有分ですから、おそらく価格への影響は無いでしょう。
その後のWoo氏からの書き込みは「2月中旬」になってます。我々からすると15日ではなくなったのかなと思う。広報担当とか事前にチェックする人がいないのでしょうね。
CNVメンバーの皆さまへ
2月中旬に第一回目のバーンが実施されます。
内容としましては、以前に一部買い支えした10万枚以上のCNVのバーンとなります。
今回のバーンによるCNVの価格の直近での影響は想定しておりません。
しかし今回のバーンにより市場に流通するCNVの総量は少なくなります。
また、3月に減少期も迎えることもあり将来的にCNVの価格が上昇するための仕掛けを着実に作ってまいります。
また、本社は今回のように過去にバイバックしたCNVを市場で売ることは一切致しません。
今後レンディングサービスの開始以降に、そこから得た利益でバイバックしたCNVのバーンをおこなっていくことで長期的な目線でCNVの価格は上昇していくことでしょう。
このように、本社も私WOOもCNVマイニングに参加していただいている皆さまのために予定していたスケジュールを有言実行していきます。
その最初の実行にあたるのが2月中旬のバーンになります。
皆さま引き続き、このCNVプロジェクトの未来の成功のために応援よろしくお願いいたします。
COINEAL JAPAN CEO WOO
2021年2月14日、最新情報コミュニティに投稿された内容
Coineal 公式発表ロードマップのまとめ
良く言うとこれからのプロジェクトに希望が持てる内容でした。
悪く言うと、超絶胡散臭い内容でした。リアルセミナーなら途中で帰ってるかもしれません。
最上級・絶対的表現を多用し過ぎで好きではないスタイルのセミナーでした。信用や信頼を軽視してはなりません。講師の方にはもちろんお世話になってるし、能力も人望もある素晴らしい人達だと思うのですが、2回目、3回目と繰り返し聞くと売却したくなります。モチベーション的にはプラスマイナスあって+1くらい。
Coineal Value Coin および取引所に関する年内ロードマップ
くわしくはCNVのハッシュとトークンの買戻しの記事をご確認ください。
くわしくはコインニール紹介報酬プランの記事をご確認ください。
我々投資家にとっては生じる恐れのあるリスクの説明がより重要になります。海外サービスで投資家保護はありませんからディスクロージャー含めて一定の不安要素にフォーカスする姿勢が資産を守ることになります。
Coinealのウェブセミナーではパワーワード中心で信頼性に欠けますので、当ブログでは出来るだけ客観的視点で所感を述べたいと思いました。
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